全米防火協会(NFPA)によると、米国内で毎年200件以上発生する家庭での火災の引き金は、クリスマスツリーが原因だといいます。
そこで防火安全対策を図ってもらうべく、米国立標準技術研究所(NIST)の研究者らが、部屋に置かれたクリスマスツリー(本物のもみの木)を想定し、水分を十分含んだツリーと乾燥させてしまったツリー2本による燃焼比較実験を行ったデモ映像を公開しています。
とくに乾燥したツリー側の、火の燃え広がりの凄まじい速さに注目してご覧ください。
楽しいはずのクリスマスが、ツリーが原因で火事を起こしてしまったら元も子もありません。NFPAのウェブサイトで、触れて葉が落ちない新鮮な木を選ぶ、暖房器具から距離を置く、毎日水をやる、試験所で認めたライトで木を照らす、装飾に火の付いたろうそくを使用しない、外出や就寝の前にツリーライトを消すなど幾つかのクリスマスツリーの防火安全対策について書かれているので参考にすると良いでしょう。