食品や石鹸などの原料に使用されるパーム油の生産が熱帯雨林の破壊を続け、野生のオランウータンが今や絶滅に危機に置かれているといわれています。
そこで、ある一匹の野生オランウータンがノートパソコンの画面を介して、生まれつき耳が聞こえない少女に手話で助けを求め、熱帯雨林破壊ストップを訴えかけようとする環境啓発ビデオが作成されました。
レナは生まれつき耳が聞こえませんでした。
彼女は手話を通して伝えます。
ストロベリーも手話を通して伝えます。
彼らは初めて会おうとしています。
少女「こんにちは、私の名前はレナ」
オランウータン「私の名前はストロベリー」
少女「遊ぶのは好き?」
オランウータン「うん、かくれんぼで遊ぶ」
少女「私もだよ」
オランウータン「それは誰?」
少女「私のママだよ」
オランウータン「人々が今、私のめんどうを見ています」
オランウータン「これは私が食べるもの」
オランウータン「あなたは何を食べるの?」
オランウータン「それは何?」
少女「ピーナッツバターよ」
オランウータン「ピーナッツバターって何で出来てるの?」
少女「ピーナッツや砂糖、パーム油、塩だよ」
オランウータン「あなたの食べ物が破壊しているんだ」
普段われわれ人間が何気なく食べている加工食品などが、野生の動物達の生活を酷く脅かしているなんて。オランウータンと少女との手話を通して、環境破壊が及ぼす影響について非常に考えさせられる内容のビデオです。