フランスのパリの地下鉄ホームで、スリの男がベンチに座って寝ている酔っ払いの男性客にそっと近づきポケットから財布を抜き取り逃げ去った後、スリ被害に遭った酔っ払いの男性客がベンチから突然立ち上がり、線路に向かってふらついて歩き出すやそのまま線路へ転落してしまいます。
これは一大事だ!と思った瞬間、ホームに進入する電車と並走するかのようにスリの男が駆け戻って来て、轢く寸前で停車した電車の下からスリの男が酔っ払いの男性客を助け上げたというのです。その一部始終を捉えた監視カメラ映像をご覧ください。
スリ(悪行)と人命救助(善行)とが重なった形でヒーローだとはどうにも呼び難いですが、このスリの男も根っからの悪人ではなかったということでしょうか?