運命というものは何故こんなにも残酷なんでしょうか?
今年初め、ローデンさんとライツさんとの海外カップルは、ローデンさんが30歳の誕生日である2014年7月8日に結婚式を挙げることを決めました。すでに二人の間には、二歳の愛娘がいて家族三人同じ屋根の下で幸せな暮らしを送っていたのですが、ところが5月下旬、運命のいたずらでローデンさんが末期肝臓がんの宣告を受けてしまいます。
死を目前にしてローデンさんの最後の要望は唯一つ、本当の愛を示すべく結婚をすることでした。そして薬剤投与の12時間後、病院内で結婚式が執り行われることになりました。
参列者からの暖かい祝福を受け、夢が叶って大満足のローデンさんが息を引き取ったのは、彼が誓いを述べた10時間余りの6月11日、29歳のことでした。
余りにも若すぎる死です。残された二人が痛ましくてなりません。ローデンさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。