生徒が校庭にイスと机を並べて授業を受ける(左の写真)。戦後の日本の小学校で行われた青空教室を彷彿させるような光景ですが、今回、中国の中学校で青空教室が行われたのは、別に校舎が災害で喪失したために使えないとか、自然に触れるためなどではなくではなく少し目的が違うようです。ではなぜ生徒は外で授業を受けなければならなかったのでしょうか?
実は、中国武漢市の湖北省の中学校ではテストの時に、組織ぐるみの不正行為(カンニング)が横行し学校側はほとほと手を焼いていたそうです。そこで、教師たちがカンニングを防ぐべく、生徒に校庭でテストを受けてもらうというアイデアを思いついたそうです。広い校庭ならば、生徒ごとの机の間隔が充分にとれて、答えをのぞき見することやコソコソと教えることが出来にくい状況となるので、カンニング防止には非常に有効な手段だという訳です。
ただ、校庭にこれだけ机が並べられると、ちょっと不思議な光景に映りますね。