米ジョージア工科大学とエモリー大学の研究者らが共同で、人がより楽に簡単に階段の昇り降りの動作を行うことが出来るという階段昇降アシスト機能搭載のスプリング式エネルギーリサイクル階段を開発したそうです。
このアシスト階段を使用することによって、従来の階段よりも膝や足首への負担が驚くほど軽減されるといいます。その動作テスト映像が公開されています。
その仕組みは、例えば人が降りる時には、スプリング式の階段が圧縮されるとエネルギーが蓄えられて、従来の階段よりも足首への負担が26%軽減されるとのことで、それに対して人が昇る時には、降りる動作時に蓄えられたエネルギーがスプリング式の階段を伸張させるエネルギーとして転換されて、今度は膝への負担が36%軽減されるということです。
エネルギーリサイクルの発想を取り入れたまさに革新的で素晴らしいアシスト階段ですが、ただ一方で階段昇降時に一段ごとに沈んだり浮いたりするので、足腰の弱い高齢者が利用した場合などに足を踏み外して転倒したりしないかとか多少の課題もありそうです。
via laughingsquid