米マサチューセッツ州ローウェル警察のパトカーが、雪の降りしきる道路を走行する車の後ろを追尾し、突然パトライトを点灯させサイレンを鳴らして路肩への停車を命じます。
クリスマス気分な時期にとんだ交通違反に引っ掛かってしまったかと怪訝な顔のドライバーに対して、警官が違反切符を切ったり、厳重注意などの取締りを行う一方でドライバーとの会話の中から、今プレゼントに欲しい商品を何気なく聞き出します。
その後、いよいよローウェル警察が計画したクリスマスサプライズの開始です。
警官から連絡を受けたスタッフがチームプレイで付近の店を廻って商品購入に奔走し、ドライバーの元へプレゼントを送り届けに行きます。
思わぬプレゼントを受け取って、少々落ち込んだ気分になっていたドライバー達も感激もひとしお。敵にさえ見えた警官が優しいサンタクロースに見えたことでしょう。
そして、動画の最後の文面にこう書かれています。
While we don’t encourage minor traffic violations, it’s important for police departments to take the time to show their citizens just how much they care.
「我々は軽微な交通違反を奨励する訳ではなく、まさにどれだけ注意を払うべきなのかを市民に教える時間を持つことが警察のためには重要なんです」
つまり、警察は交通違反を挙げる事ばかりに力を注がず、少しでも違反を無くすよう常日頃から市民とのコミュニケーションをとれるような安全・安心の社会を築くことが大切だってことです。どこの国の警察だって当然そうあるべき形といえることでしょうね。