image Matej Peljhan
筋ジストロフィーいわゆる筋ジスとは、脚から腕を始めとして全身の筋肉が徐々に衰えていく進行性の難病です。そんな筋ジスを持つ子供達にとっては、日常生活の何でもない行動が不自由な上、バスケ、スケボーなどのスポーツもしたくても出来ません。
スロベニアの写真家で写真療法を専門とする心理学者のMatej Peljhanさんは、筋ジスの12歳の少年ルーカス君をモデルに、普通の子供達と同じ様に日常生活を送ったり、スポーツをして楽しむ自分の姿を想像した写真シリーズ『星の王子様』(Le Petit Prince)を作成したそうです。
僕にだって出来るんだ!こんなに生き生きしてるよ!そんな少年の声が聞こえて来るような心温まる写真の数々をご覧下さい。
Peljhanさん自身も子供の頃、事故に合って目や腕を失って厳しいリハビリに耐えてきたという過去があるそうで、病気や障害でやりたいけど出来ないなど特別な望みがある人々に焦点を当てたのが、この写真シリーズだということです。そんな人々の気持ちが理解できる作品が出来たのも、自身の辛い経験があったからこそなんですね。
Le Petit Prince / via laughingsquid.com