【世界史探訪】異国情緒を感じる!世界の水没した美しい8つの建造物(画像)

それぞれ異なる目的で建てられた建造物、湖や川からそびえ立つ、大量の水に沈められた、かつて人々が住み、作業に従事した場所も、今では雑草や魚の棲家と変わっています。これら建造物は、ダムや貯水池のために自然の経路を変更するのに急がれましたが、結果的には間に合わず洪水や大雨によって浸水を余儀なくされました。

一方で、これらの教会、修道院、宮殿、要塞は、一部分が水中に沈んだ建造物として見出され、写真家や観光客の間でも人気があるそうです。深い感動を呼び起こす、異国情緒あふれる水没した建造物の数々をご覧下さい。


1.マケドニア、聖ニコラス教会


マケドニアのMavrovoに、1850年に建設された聖ニコラス教会は、村に人工湖が必要だと決定されるまでの153年の間そこに立っていました。ある時期、教会は完全に水没したが、21世紀に入って干ばつの起こる、特に夏に再び上昇を続けています。

2.イタリア、レッシェン湖グラウン教会


当地に湖を造る男の計画は、ちょうど電力用の貯水池を造りたかったモンテカティーニ社によって1920年に始められた。しかし。相応しい支援をを受けることが出来なかったことと、町中から強い反発に合ったため、困難であることが判明しました。


数年遅れて、政府関係者にアプローチするも受け入れられず、1950年にグラウンとレッチェンの村々は水中に沈みました。合計163の家が失われ、水面から6メートル飛び出す、有名な教会の時計塔は、地域の主要な観光地となっています。

3.ブラジル、古教会ペトロランディア


聖心教会ペトロランディアは、サン・フランシスコ川に近いブラジルの町にあり、ダムが建設された時にその一部が移動されました。建ったままの状態で放置された教会はもの珍しく、美しい光景を映し出しています。

4.ロシア、カリャージン鐘楼


カリャージン鐘楼は、新古典主義の鐘楼で、カリャージャンの旧市街地を流れるヴォルガ川にあるウグリチ貯水池の水面上74.5メートルの高さまで飛び出しています。聖ニコラス修道院のひとつに1796年から1800年の間に尖塔のある鐘楼として建てられました。


スターリンが1939年にウグリチ貯水池の建設を命じた時、幾つかの中世の建造物を含むカリャージンの古い建物は、すでに水に覆われていました。この建造物は、トヴェリ州東部の主要な観光名所となり、小島で地面を固められ、ボート用の小さな桟橋が置かれています。

5.インド、ジャル・マハル宮殿


ジャル・マハルは水の宮殿を意味し、インド・ラージャスターン州、ジャイプール市のマンサガール湖の中央に位置しています。王室の楽しみの場として1977年に建てられました。その複雑な建築様式はマンサガール湖の穏やかな水面に美しい影が映し出されると、非常にロマンチックな場所となります。湖のエコシステムは、数多くの渡り鳥などのお気に入りの棲家となっているようです。


最近、ジャル・マハルは復元され公共に解放されています。最初の4階部分は水面下にあり、その最上階だけ水位をかろうじて超えています。建造物の内部には、白い大理石の屋上庭園、伝統的なラージブート様式を現代風にアレンジされたチャミリバーグ、泉、石を刻んだ壁、木、香花が置かれた水路などが備わっています。

6.スペイン、メディアノ教会


メディアノ教会は、スペインのウエスカ県La Fuevaの水没した市、メディアノに位置する16世紀の水没した教会です。


この教会は、1960年に同じ名前の貯水池が造成された時に、村全体と一緒に洪水に見舞われました。最後の住民が、自分達の家が水に襲われた時の非難場所として残しました。湖が満潮になると、塔の基部が水没する深さは約30メートルになります。

7.ルーマニア、トリキュール要塞


トリキュール要塞は、西側のオスマン帝国が終焉となる15世紀頃に建てられました。この建造物は、ルーマニアとセルビアの国境、Svinita近くに位置します。


Svinitaから4キロ、ドナウ川の左側に三角形の形をした3つの塔が存在します。1971年以前、湖の継ぎ目のある急斜面に立っていました。今では、ドナウ川に浸水した状態の3つの塔の内、南の塔は完全に浸水したようです。塔自体は、10から11メートルの高さで、幅1.4メートルの壁で立っており、すべて石で造られています。

8.ロシア、キリスト降誕教会


キリスト降誕教会は、18世紀末(おそらく1790年)にロシア帝国Krokhinoの合意によって建てられました。この教会は、シャクスナ川の水源、ベロエ湖の沿岸の波打ち際に位置します。


キリスト降臨教会は、ソ連が水力発電所の建設を始めると同時に水没しました。その結果、Krokhinoにある教会の南側の壁は、北側の壁よりも壊れ方が酷かったようですが、一般的に見れば、半壊状態でした。シェクスナ川沿いの観光ルートとして、良く知られるようになり、2009年には教会を救うプロジェクトが組織されました。

via 8 Amazing Drowned Buildings


 

 

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